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固有感覚受容器と自転車

リハビリなど片麻痺の患者さんを見ていると脳からのフィードバックだけではなく手足や筋肉、靭帯にも固有な感覚があります。

これを固有受容感覚といいます。筋肉が伸び縮めるのを命令してるのは脳ですが実はその他にも筋肉や靭帯には感覚器が合って目や脳の反応より早く固有に感覚を感じます。たとえばストレッチしていて頭では無理やりここまで伸ばそうとしても筋や腱がその前に断裂を防ぐ為に感覚的にストップをかけちゃいます。また電車の中で立っていたりした時揺れでぐらついたりしたとき、意識より先に筋肉や靭帯が感知してバランスをとるようなことをします。皆さんも意識せず発動してるはずです。しかしこと自転車は平衡感覚はもとよりこの固有感覚受容器がとても重要な気がします。たとえばロードで大きくゆっくりカーブを曲がるときにも目で確認して曲がります。比較的ゆっくりした動きは固有感覚受容器より目のフィードバックで体を動かしています。しかしロードレースは道がでこぼこだったり急に進路をふさがれたり、滑りやすい路面だったり状況は刻々と変化するものです。そこで目に追いつかない感覚を固有感覚が働いているのです。今年のツールドフランスの石畳区間を見ているとニーバリ選手は固有感覚受容器が発達した選手だなと思ったり、逆にうまく走らせられない選手は感覚がイマイチなど思いつつ見ていてためになりました。また優勝したのはシクロクロスチャンプのボーム選手なのが納得がいきます。そんなことを考えながらシクロクロスやMTBは固有受容感覚を鍛えるのにもかなり役立つんだなと思ったりしています。昨今落車が多いことにもつながっているのではないかと思いますし、ローラー台では鍛えられない感覚なのでやはりいろんな道を走るのはあらためて体には必要なことだと思いました。


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