私の亡き父は53歳の時脳梗塞を患い半身不随になりました。7か所が詰まっており医者からはもう寝た切りでしょうと宣告されました。しかし懸命なリハビリと私の治療もあり障害は残りましたが1年半でまた働けるまでになりました。
昔は脳細胞は20歳を超えると減る一方なのが常識で壊れた脳細胞は再生しないのが当たり前でした、今では高齢になっても脳細胞は増えることがわかってきています。脳が実は再生して死滅したニューロンが伸びたり、う回路を作って手足が動くなどだんだんわかってきました。また運動を繰り返すことで反射的にも動くようになるようです。もう本当に当時のリハビリなんて医者があきらめてるから病院で受けても治らないわけです。私は確信がありませんでしたが、とにかく脳や大脳に関わるツボを刺激し続けました。また他動運動で繰り返し拘縮を防ぎ動かせるようにしたらやはり手足が動いてきました。もちろん痛い治療でしたけど本人は痛みや辛さで泣いてたこともありましたが根気よく続けました。1年もせず歩けるようになりお医者さんも不思議そうな顔をしてましたけど、ここまで早く回復するのは珍しいと言われました。その後もN監督などたくさんの脳梗塞の患者さんを治療してきましたが、継続していた方はやはりよくなってきました。またあきらめたりやる気がなくなった方は残念ながら回復しませんでした。今ではリハビリもかなり効率的になりよくなってきましたが、実は本人のやる気が回復を早めるのだと思います。病気は実はそこなんだと思うのです。早く元気に動きたい。この一心があれば脳細胞も活性化するのだと思います。リハビリで一番難しいのは実は本人のやる気なんです。そこを踏まえてもやる気を起こさせる環境や希望が脳を活性して甦るのだと思います。
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