私の治療の時必ず治療するのがお腹の指圧やマッサージです。患者さんからは今日は腰がとか膝が痛いなどの疾患であっても必ずお腹の治療をします。
まず私の治療でいう東洋医学的側面の腹診。鍼灸でも手の脈を診る脈診は有名ですがお腹にも腹大動脈があり脈を感じ取れるのです。その他お腹には重要臓器が集まっているので体の状態を見るためにも大変重要です。また筋肉的アプローチで見ても実は体幹部の筋肉をほぐす上でも実はとても重要です。体幹部も背中の筋肉だけほぐす方が多いですが、前面のお腹側の筋肉も緩めてあげないと体幹部分のバランスの面でもよくはありません。また腹大動脈を刺激するだけでも副交感神経が刺激され身体がリラックスします。胃や腸の動きも副交感神経優位ではないとなかなか動かないのです。自転車競技などスポーツ競技をやっている方も実は重要で筋、関節系的アプローチのみになりがちですがレース前の緊張やトレーニングが過酷なうえでの疲労などで内臓系の疲れが取れずパフォーマンスをとても落としている方も多くみられます。病気の方もまずはお腹を診るのも診断即治療効果があるからなのです。定期的に通っている患者さんですと腹診ですぐに調子が悪いことがわかるくらいです。体調がすぐれない方は大体が内臓系が疲労してることが多いです。特に12月は暴飲暴食で内臓系が疲れていて疲労が取れない方も多いようですね。皆様も年末の内臓疲れにご注意ください。
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