日常生活をしていると癖のある方法で生活している方がほとんどです。
それが多かれ少なかれ人の体は左右差があるのは当たり前です。しかしそれがあまりにも差が大きくなると体の不調につながります。私は患者さんに自宅を出る前に全身姿見で自分を見てみると良いですよとアドバイスしています。ほとんどの人が左右差があるので肩の位置や骨盤の位置が違う方が多いようです。右利きの方がほとんどですので右のあごが上がり右肩が下がり右上善腸骨稜が上がっているくの字型の方がほとんどです。別段痛みなどがなければ良いのですが私は片麻痺の患者さんやパーキンソン病の患者さんなどを診ていると特にこの左右差が大きくなり痛みが出てしまう方が多いのです。リハビリも患側側は筋トレや動きもうまくいかないのでどうしても健側側のほうに力が集中してしまいものすごくバランスが悪くなります。これがアスリートに当てはめるとトレーニングの左右差が生じます。例えばマラソンや自転車競技などはもともと左右差があまり出にくい競技なのですが、自分の身体の左右差に気が付かづに激しいトレーニングをすると上の患者さんと同じように強い方がより片方の弱い方を補完してよりバランスを崩す方が多い気がします。それが長く続けばケガや故障の原因にもなってきますので、ある程度自分で判断できない方はトレーナーなどの第三者の方に見てもらうことをお勧めします。そのうえでタイトになっている筋肉をマッサージやストレッチしてリセット後。弱い方の筋トレなどを指導してもらうのが最良です。一般の方は筋トレは必要ありませんがこのような左右差がある方は定期的に右半身のストレッチやマッサージをするのはよいことだと思います。あとは普段の姿勢や生活の癖をみなおしてみましょう。
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